最近気になっていること 熱帯夜に網戸から聞こえる子供の鳴き声が虐待死事件を思い起こす。警察に通報したほうが良いのか悩ましい

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2019年1月 千葉県野田市で起きた虐待死事件を思い出した。

このところ、毎晩蒸し暑い熱帯夜が続いている。鮎斗君が巨体をベットに預けて軽い鼻息からやがて荒いいびきに変わりやっと眠りにつくとやっと、お父さんの長い一日も終わりホッとして2階に上がってベットに入れる。日中2階の窓は締め切られるので特に猛暑続きの日には太陽に熱せられて灼熱地獄になっていて夜になってもその予熱は十分に残っている。2階に上がると真っ先にエアコンのリモコンを取りスイッチを入れる。寝室は7畳ほどの広さだから10分もすれば十分に昼間の予熱は十分に冷やされて快適な室温になる。1時間のタイマーをセットしてベットに横になるとすぐに眠りにつくが、やがてタイマーでエアコンが切れるとやがて室温はじわじわと上がり蒸し暑さで目が覚める。再度タイマーをセットしてエアコンを作動させ、今度はベットのすぐ横にあるサッシ窓を網戸にして開けて涼しくなった外気も取り入れたら又眠りに着くのがこの夏の夜の習慣になった。

二度目のタイマーが切れても蒸し暑さは感じなかったが、今度は網戸から異常なほどの子供の叫び声が聞こえてきた。時計を見ると夜中の2時半だ。
この家が建つ場所は庭のすぐ傍に約5メートル幅の道路があってその向こう側はゴルフ場の境目にある雑木林から4,5メートルの高さで切り出した急斜面をコンクリートブロックで固めた法面になっているのでその周辺の物音がコンクリートに反響して寝室の網戸から飛び込んでくる。道路を通る車のタイヤが路面の砂利や砂を踏みしめる「ジャリジャリ」音なども増幅された様にはっきりと聞こえて来るくらいだ。

こんな真夜中に聞いたのは初めてだが、その子供の叫び声は普段から時折、夕方から夜にかけてよく聞いていた。その叫び声は子供が親に頼み事をしても聞いてくれずにダダをこねて騒いでいる風でもあり「よく泣く子だなあ」くらいに思っていたのだった。だが、それにしてもそのときの泣き叫ぶ声は”火の付いたように”と言う表現があるが、その聞こえる様はちょっと異常なくらいでもあり少し度を越しているなと心配になった。その泣き叫ぶ声にすっかり目が冷めてしまって、何が起きているんだろうとしばらくの間網戸から離れられなかった。

10分くらいは続いただろうか、時折子供の泣声に混ざって、母親だろうか大人の怒鳴り声も聞こえていた。何を言っているかまでは聞き取れないが、ドタバタと走り回る足音やその大人らしき怒鳴り声が交互に聞こえていたがしばらくするとフェードアウトする様に音が徐々に弱くなり最後には何も聞こえなくなった。多分開いていた窓を閉めたんだなという感じだった。

しばらく、これは夢の中の出来事だったのかもしれないとも思ったが、はっきりと聞こえていたのは事実だと確信もしていた。
なんだかスッキリしない気持ちのまま再度眠りに付こうとしたが頭の中を「虐待!」の言葉がぐるぐる回ってなかなか眠りに付けなかった。翌朝起きるとすぐに一部始終をお母さんに話すとやはりお母さんも心当たりがありとても心配だと言った。

テレビなどの報道では、子供の命を守ることを最優先として、そのような兆候があればまず通報するべきと言っていたが、しかしこの場合はどうだろう。通報される側の身になってみると、もしそれが本当に何でも無いただのしつけで、その子供の身体に何の兆候もみられなかったとしたら・・・と考えると、そう簡単に通報などできるはずもなかった。

と言うのも、以前こんな事があったからだ。ある日の夜9時過ぎごろ、鮎斗君とお父さんは道路脇の法面に背中をもたれかけながら鮎斗君の得意の「コッココカー、キキカー」や「ウー、アー」などの唸り声を上げていた。夜のそんな様子はいつもの事で、周りのご近所さんも鮎斗君のことを知らない人はいないからか、一度も苦情など言われたことはなかった。しかし、その日は違った。鮎斗君はわりとご機嫌の様子で、相変わらず「トットコカー、デカカー」などと声を上げていた。そこへ1台のパトカーが停車し、二人の警官が降りて近づいてきて、

警官
警官

このへんで喧嘩している人がいるのを見ませんでしたか?

鮎斗くんのお父さん
鮎斗くんのお父さん

暫く前からここにいるけど、見ませんでしたよ

そのやり取りの間も鮎斗君は相変わらず

鮎斗君
鮎斗君

トットコカー、デカカー

ウー、ウー

コッココカー、キキカー

アー、アー・・・・・

 

を繰り返している。

警官は続けて

警官
警官

道路で騒いでいる声が響いている。喧嘩でもしているのではないか。怖いので見てきてほしいと通報があったので見回りしている

 

鮎斗くんのお父さん
鮎斗くんのお父さん

鮎斗君が暫く前からこの通り、声を出しているが、この声を聞いて

勘違いしているのではないですか?

鮎斗君は知的障害があるので「静かにして」と言っても解らないし

なかなか家にも入ってくれないんです。

警官
警官

そうですか、良くわかりました。通報者にはよく説明しておきます。

通報者が誰かは明かされなかったが、鮎斗君の事を知らない家は限られるから大体想像できた。
正直、気分はよくなかった。通報する人の気持も分からないではないが、通報される側からみるとやはり気分がいいものではない。でも、夜の住宅街道路で鮎斗君の声を鎮められなかった方が悪いのだから仕方ないな、とも思った。

そんな事を思い返すと、やはり確かな情報もなしに単なる思い込みで通報するのは考えたほうがいいと思うのだった。

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