謎の関節痛を素人がロキソニンで治してしまった。整形外科医院はデイケアセンターのよう

病気のこと
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原因不明の関節痛

 

もう3年ほど前の夏のこと。透析後の一日空きの日曜日、左腕を動かすと、手首関節から肘関節にかけて痛みが走った。手首をひねると腕全体の骨に激痛が走った。手首から手のひら、手指全体が腫れ上がり全く動かすことができない状態になった。これは、病院へ行ったほうが良いと思ったが、あいにくその日は日曜日で診察出来る病院はないと思われた。ネットで検索すると市内で一軒だけ日曜日も診察できる整形外科医院があったので、そこへ行くことにした。

 

日曜日もやってる整形外科医院はデイケアセンター状態でした

 

その医院は木造建築の古い建物で黒光りした木張りの床を歩くとギシギシと軋む音がした。受付をしてすぐわきの待合室のベンチに座ろうとしたが、既に待ち合う患者さんでいっぱいだ。暫く立って診察を待っていると、次から次へといつも通院しているらしい高年配の患者さんが入ってくる。周りを見回すと、そんな人達ばかりで、まるで老人保健施設のデイケアに集まるご老人たちの寄り合い所の様相を呈している。これは、だいぶ時間がかかりそうだなと思ったが、意外に、流れるように待合室の人がはけて行くのだ。診察開始時間になって、受付から患者さんの名前が呼ばれると、先生の診察を受けるでもなく、勝手知ったる我が家のように、いつも利用しているらしい治療室に次々に立て続けに入っていくので、あっという間に自分の診察の番がきた。

 

看護師が診察前の聞き取りで腕の状態を確認し、首と肘、手首のX線写真はすでに撮っていたので、診察室に呼ばれると、かなり年配の先生の前に置かれた丸椅子に腰を降ろして左腕を差し出した。

 

鮎斗くんのお父さん
鮎斗くんのお父さん

何処かにぶつけた事も、ひねった覚えも無いけれど骨が折れたように痛むんです。

 

差し出された腕をとり、太く発達した血管とシャントらしい膨らみを見て、一見して透析患者と分かったようだ。

 

お医者さん
お医者さん

透析患者の場合は扱いが難しいんだよねえ。

 

 

と、ボソっと言うと、首のX線写真を見ながら

 

お医者さん
お医者さん

頚椎がずれてる。

と、これもボソっと言った。そして更に肘の写真をみて

 

お医者さん
お医者さん

剥離骨折だな。

 

とも言った。そして更に続けた。

 

お医者さん
お医者さん

腕の痛みは注射一本でとれるけど、透析している人は難しいので主治医の判断が必要です。

お医者さん
お医者さん

頚椎の骨がズレているので、今日は首を吊って行ってください。

 

医者は患者を診ずに何を見る!

 

結局、注射や薬剤の使用はリスクがあるので、とりあえず当たり障りの無い治療だけを行うようだ。首の写真を見せられても、素人目には何処がどうズレているのかも全くわからないまま、言われるがままに、頚椎の矯正器具で首を吊ることになった。

 

 

首を吊りながら、”これはまずい所に来てしまったな”と、ズキンズキン痛む腕を抱えながら”ヤブか!”と、つぶやいた。
そして、結局、痛み止め一つももらえずに帰宅した。

 

実にバカバカしいが、結局この医者は、痛みに苦しむ患者を診ずにリスクを見たわけだ。
「ムムム!」ま、たまたま行ったところが悪かったと思うしか無いと諦めた。しばらくは通院するように言われたが、その後二度と行くことはなかった。

 

ロキソニンは痛みによく効く薬です

 

翌日、透析にいくと、幾分痛みは引いていたが腕の腫れはまだ取れていなかった。腫れ上がった腕に穿刺するのは少し怖かったがなんとか透析が始まった。先生の回診のとき、このいきさつを話すと、「それは大変な目に会いましたね。それでは、痛み止めを出しておきましょう」と、ロキソニンを3日分もらった。ロキソニンは確かによく効く薬だ。30分もすると痛みは次第に取れて、その日はよく眠れた。

 

徐々に痛みは取れて腕も動かすことが出来るようになった。3日ほどたつと腫れも治まりほぼ痛みはなくなり以前の状態に戻った。ロキソニンで完治してしまった。

 

結局、何が原因か分からないまま治ってしまったのだが、その後も、その時のように腫れ上がったりはしなかったが1,2ヶ月に一度、右肘関節や首、肩関節、膝関節などいたる所の関節が神経痛のように痛むことがあった。そのたびにロキソニンをもらって、どれも3日ほどで完治するということが続いていた。毎年夏になると起きる謎の関節痛だ。今でもたまに痛みが出ることがあるが、その”関節痛”が始まる前触れを捉えて前もってもらってるロキソニンを飲んで強い痛みにならないように予防出来るようになった。

 

未だにその関節痛の原因はわからないのだが、今になって考えてみると、いつも関節に違和感を感じて痛み始めるのは夏の始めの頃で、冷房を使い始める時だということ、窓を網戸にして開けたまま、シャントの腕を出したまま練ること、車に乗るときも冷房がシャントの左腕に当たっていること、などを総合して考えるに、冷えによる血行不良が何らかの神経に作用しているのでは無いかと思った。なので最近ではよほどの熱帯夜意外は別にして、なるべくエアコンを掛けっぱなしにしないよう、窓を閉めて寝るように心がけている。

 

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