手鍋でご飯を炊く
準備するもの
米2合
深めの手鍋と蓋
まずは動画を御覧ください 約3分少々です(全体が2倍速再生です)
動画説明
初めチョロチョロ、中パッパ、ジュージュー吹いたら火を止めて、赤子泣いても蓋取るな
昔からご飯の炊き方としてよく言われていた言葉です。ほぼ、この炊き方で御飯を美味しく炊くことができます。
今回米は2合ですが、3合でも5合でもご飯を炊く時間はどれも同じで、炊き始めてから炊きあがるまでの時間はだいたい40分~50分くらいです。
鍋は蓋があるものなら何でもOKです。土鍋でもうまくいきます。
工程
- 米を計量する
米1合は150g~160g程度です。容量としては1合は180ccです。ここでは米用のカップで2合を計ります。(炊きあがると2.4倍くらいになります。つまり2合の米なら360~380gのご飯になります)
- 洗米する
手早く、水を入れて一かき回ししてすぐに水を捨てます。そのまま軽く握った拳で米を押し付けるように20回ほど ”軽くゴシゴシ” する。
水を入れて、白く濁った水を捨てる。続けて水を入れてかき混ぜながら、米をザルに受けて水を捨てる。さらにもう一度水を入れて軽くかき混ぜる。この段階でほとんど白濁はなくなるのでそのままザルに取って、水を切る。ザルを少し斜めに傾けると水が早く抜けます。
- 水加減する
水切りして手鍋に米をあけたら、水加減をします。ここでは、米が2合なので1.3倍の水、つまりカップ2合と6分目の水を入れます
- 浸漬する
そのまま、30分ぐらい米に水を吸水させる。米を手に取ってみると白く水を含んで膨らんでいるのがわかります。これくらいで浸漬は大丈夫です。(冬の時期は水が冷たいので1時間くらいは漬けたほうがいいと思います)
- 炊飯する
火をつけます。ここからが ”初めチョロチョロ・・・” の炊飯が始まります。でもここでは、初めから強火で始めます。チョロチョロでなくてもいいんです。蓋をして強火で5分ほどで沸騰し始めます。鍋の中で完全に沸騰すると、「グツグツとか、ジュージュー」音がなりますからよく聞いていてください。そのまま沸騰を続けると鍋と蓋の隙間から泡が吹きこぼれが始まります。
ここで火を弱めます。どのくらい弱めるかは、、蓋の隙間から、たまに泡が1つか2つくらい顔を出す程度で泡が中から湯と一緒に流れ出さないようにします。
(ここが ”ジュージュー吹いたら” の部分です)
泡が出るか出ないかの状態を15分くらい保ちます。すると、次第に「グツグツ、ジュージュー」の音が消えていきます、米が十分に吸水してしまい水分がなくなるので音がしなくなるのです。更にそのままにしておくと今度は「パチパチとか、ピチピチ」の音がし始めます。完全に水が無くなり、鍋底で柔らかくなった米が今度は焦げ始めています。この音を聞き逃さないようにします。
ここで火を止めます。(この音を聞き逃すとご飯が焦げてしまいます。多少の焦げはご飯を香ばしくするので良しとしますが焦がしすぎると炭焦げ臭くなって不味くなってしまいます。)
- 蒸らす
火を止めたら、ここからが蒸らしに入ります。ここからが ”赤子泣いても蓋取るな” の部分になります。15分から20分くらい蒸したら炊飯は終了です。(動画では少し早めで13,4分です)
- かき混ぜる
ご飯が炊きあがって、蒸らしも終わったら、ヘラでご飯をかき混ぜます。鍋底からご飯を持ち上げるようにふんわりと空気を含ませるようにかき混ぜます。これで美味しくご飯が炊けました。
ご飯を食べて残ったらラップに包んで冷凍します。あとは食べる分だけレンジで温め直して食べると、炊きたて状態で美味しくいただけます。