透析日誌6(令和1年)8月3日(土曜日)シャント設置手術で血管が太く発達して穿刺がしやすくなっている 慢性腎不全という病気を受け入れることから始まる

病気のこと
21世紀の森公園の石垣に咲く花
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いつもの何もない一日が始まる

土曜日は何時も通園している施設は休みなので、鮎斗君を別のデイケア施設に連れていく。いつもの施設より更に10kmほど南に車を走らせる。いつもの施設へ行くときと同じコースを通るが、車に乗り込むとすぐにシートを倒して眠り始める。不思議と施設近くの信号になると、起こさなくても自分で起きる。この日もその信号で起きたけどそこは曲がらずに直進すると「今日は違うんだな!」と分かっているようで、また寝始める。すぐに施設が近づいてくるが今度は起きないので「もうすぐ着くよ!」と声をかけてポンポンと助手席の鮎斗君の膝を叩くと眠い目をこすりながら起き上がる。缶コーヒーを開けてグビグビと一息で飲み干して車を降りた。
今日は小名浜の花火大会があるので夕方になると国道も市道も渋滞するので9時から15時までの6時間だ。

鮎斗君をおろして引き返しクリニックに着くと、いつもの透析治療が始まる。

クリニックは日曜日以外無休だ。院長先生の元数名の技師、看護師、アテンダントが昼夜交代で働いている、ダイアライザーのセッテイングや調整、穿刺を出来るのは看護師と技師だけだ、看護師は青系、技師は白系、アテンダントは赤系のユニホームだ。病室は西棟と東棟を各6つに区切られ入り口から1~6の番号が振られている。比較的若く元気な患者さんは奥方向の部屋でその逆は入り口付近の部屋になっているようだ。

自分は基本西3が定位置だ。部屋には8台のベットが配置され、部屋に入る前に体重を測定する。コンピュータに記録され、ネットワーク化された各看護師専用PCに配信されているようだ。いつものベットに座るとベッドサイドテーブルに用意されている体温計で体温測定する。穿刺の出来る人は、ある程度部屋ごとに担当がスケジュールされているようだが手すきの看護師がきて、その日の体重と前日の体重から計算された除水量を知らせてくれる。自分はその日の除水量を、200gから300gを残すぐらいが体調が良い傾向になっているので、「今日は300g残しでお願いします」と告げる。看護師さんは各データをダイアライザーに設定して穿刺を始める。

自分には透析導入前にシャント設置手術を受けて太い血管が形成されているが、シャントが設置されていない人もいるようで血管が細くて穿刺が難しい場合も多くあるようだ。そんな患者さんには穿刺の上手い看護師さんが交代であたっているようだ。穿刺は腕だけでは無く、足や股などでやる人もいる。

隣の部屋からはいつもの様に大声で「痛い、痛い」と怒声をあげる人がいる。聞くと、まだ針を刺していないのに「痛い、痛い」と声をあげるらしい。
自分と同じ時間帯にその「痛い、痛い」が聞こえ始まりいつも穿刺が終わるまでだいぶ時間がかかるようで看護師さんの苦労ぶりが伺われる。
自分の場合はいつも刺しやすいと言っていて2分くらいで即終了する。その後1時間ごと定期的に血圧が測定して終了まであとは何もすることが無い。

他のベットでは備え付けのテレビを見たり持参したDVDを見たり、或いはただひたすら寝ている。
自分の場合はそこから持参のノートPCを取り出してこのブログ記事を書き始める。12時までの3時間真剣にブログを書いて過ごす。お昼ごはんを食べると血圧が下がって又、透析の効果で体力が消耗し始め、起きていられなくなるので終了までの3時間は眠るというサイクルだ。ベットで過ごす6時間は辛いという人もいるようだが、自分にとってはあっという間で苦痛に思ったことはない。
ダイアライザーが終了を知らせるチャイムが鳴り看護師さんが針抜きに来る。針を抜いて止血作業が5分ほどで終わると体重を測定して退出する。体力の消耗は激しく、ロッカーまでたどり着くのがやっとだ、ベンチに座るとしばらく動けない。この時はさすがに少し辛いと思う。
でもこれが自分に与えられた運命なのだから仕方ないとひたすら受け止めている。

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